しかし、毎回、ケーキやクッキーでは、おなかがドシーンと重い、しかも眠たくてたまらないとなれば、大変! 読書で居眠りなんて、もったいないではありませんか!
そんな時は、ジャン! ブラックコーヒーと、なるべくならバニラ味のアイスクリームをどうぞ。気難しげで苦み走ったコーヒーと、すぐにとろける、なつかしいミルク味のアイスクリームは、ベストカップルです。
さて、主役のアイスですが、濃厚な高級品がいいのか、それとも日常のおやつ価格のものがいいのでしょうか? 好みが分かれるところですけれども、私はチープな方が好きです。
なぜなら、淡くはかない味わいは、まさに雪や氷のかけらを口に含んでいるようではありませんか? ほろ苦い失恋小説に向く味わいですねえ。